• 卒業生がボランティアスタッフをつとめるPARACUP2016に参加してきました

卒業生がボランティアスタッフをつとめるPARACUP2016に参加してきました

2016.04.16

  • 2010年度入学
  • クラブ活動

4月10日(日)にチャリティーランニング大会「PARACUP2016」が開催され、陸上競技部員5名と引率教員1名で参加してきました。

10kmの部が終了後に部員たちと

10kmの部が終了後に部員たちと

PARACUPは、世界の子どもたちを支援することを目的に開催されるチャリティーランニング大会で、一般社団法人PARACUPと複数のNGO・NPO団体との共催によって企画・運営されています。大会の収益は各団体を通じて世界の子どもたちに届けられており、2015年大会には約5000人が参加し、約800万円が支援のための寄付金にまわされました。

http://www.paracup.info/

今年の1月までそんな大会があることやそもそもそういったチャリティーの仕組みすら知らなかった私たちがなぜこの大会に参加することになったかというと、先月海城を卒業した清水くんの紹介があったからでした。「人と人の繋ぎ役」をめざしてコミュニケーション学やソーシャル・キャピタル論を学びたいといっていた彼は、早稲田大学文化構想学部への指定校推薦入試に合格し、早速その実践として校内外で活躍の場を広げていきました。その一つがPARACUPの運営スタッフボランティアでした。

親子RUN・キッズRUN担当の清水くん(右)

親子RUN・キッズRUN担当の清水くん(右)

何かを成し遂げようとするとき、自分一人の力ではどうにもできずに挫けてしまうことがあります。そんなとき、仲間と手を取り合って励まし合い、支え合うことで、一人では不可能だったことが乗り越えられる・・・、そんな「繋がり」の可能性を信じている清水くんからPARACUPの存在を教えてもらい参加の誘いを受けたが去年の12月でした。

http://www.paracup.info/paracup/tips10

単に走るだけなのではなく、出場者同士で応援し合いながら、励まし合いながら走る。しかも、その結果が世界の子どもたちの支援につながる、というのは素晴らしい仕組みですよね。こうして、清水くんの理念に共感した私は、PARACUPに参加することを決め、陸上競技部の部員たちも誘ってみることにしたのです。

とはいえ、普段は体を動かすことが少ない私は、「清水の熱意にほだされて参加を決めちゃったけど、ホントに10kmを走りきれるかな・・・」と大会直前は不安でいっぱいでした。

10kmの部の出発前

10kmの部の出発前

練習は3月からちょっとだけしていたのですが、結局本番前に一度も10kmは走りきれず・・・。それでもペースはキロ6分という目標を掲げ、いよいよ本番がスタートしました。途中から、足は痛いし、呼吸は苦しいし、汗だくで喉はカラカラだし・・・、と大変でしたが、多くの参加者たちとのハイタッチ(ボランティアスタッフさんとだけではなく、ランナー同士でもハイタッチして励まし合う機会が多かったです)やニックネームでの応援に励まされ、なんとか1時間を切るタイムでゴールすることができました。

私にとっての10kmはこれまでの人生で最長の距離でしたが、多くの人たちと支え合い励まし合いながらだと何とか走り切れるものなんだなあと、「繋ぐ」「つながる」ということの持つ意義を改めて実感しました。清水くんの誘いに、ちょっぴり勇気を出して応じてみて、本当に良かったと思います。そして彼が目指す「人と人との繋ぎ役」に大きな可能性を感じた、そんな一日でした。

大学生としてこれからもがんばっていってね!!

大学生としてこれからもがんばっていってね!!

(ふくとし、社会科)